前職で社畜のように働いていたのですが、子育てというものが全く分かってなかったと思います。
仕事第一優先にする母に育てられ、一般的な家庭での子育てというものをそもそも自分が知らなかったです。
そんな私を15年以上、何かと私と子供を気にかけてくださり子育ての相談にのってくださり、
私を当たり前の母親に育ててくださった大先輩ママがいました。
私が本当の意味での母親に成れたのは、その大先輩ママの近所の奥さんのおかげです。
大恩人です。
はじめてお会いしたときは、私の住むアパートの前にお住まいで、それから私たち親子が転居や離婚、再婚してもずっと気にかけて相談にのってくださっていました。
我が家の長男が成人したときに、恩人である大先輩ママが広報に投稿してくださっています。
何度読み返しても、涙が出るのですが、以下に全文を書き写していきたいと思います。
ママの恩人からの投稿文
成人おめでとう
あなたが、私の家の前に引っ越して来た時は5歳でしたね。
弟君は3歳でした。
5歳のあなたは、利発で大人の私としっかり話ができる子でした。明るくおもしろくかわいかったよ。
朝6時半にお母さんが仕事に行ったと同時に「トントン」と我が家にやってきます。
しばらくすると3歳の弟君が来ます。
我が家で朝食を食べてお父さんと保育園に行きます。
保育園の後あなたたちは託児所に行きます。
私がお迎えを頼まれて保育園に行くと2人は、目を輝かせて喜びます。
2人の手を取って、近くのスーパーで好きなお菓子を買ってあげます。あなたたちはスーパー中を走り回り保育園帰りの親子がたくさんいて、私は2人のお母さん、時にはおばあちゃんと呼ばれました。
20歳を迎えた時、あなたは誰よりも立派でしたよと伝えると、
「僕らの周りのおばちゃんやたくさんの人が僕らを助けてくれた」
と言ってくれました。
その言葉を聞いて私は胸がいっぱいになりました。
あなたたち2人は私たち家族を楽しませてくれ、毎日本当に幸せをくれてありがとう。
心よりお礼を言いたいです。
あの時から15年いろいろあったね。
うれしい事もつらい事もね。でもつらい事があったからこそ今の素直なあなたがいますよ。
昨日成人式の日にお母さんとたくさんの思い出話をしてお母さんは泣いていました。
うれし涙ですよ。
よくぞここまで育ってくれたという安堵の涙です。
どうかお母さんを永遠に幸せにしてあげてくださいね。頼みますよ。
あなたがよき友に恵まれて成人の日を迎えている事を心よりうれしく思います。
成人おめでとう!!
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